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不動産の売却査定の相場を自分で調べる方法は?注意点や高く売る方法を解説

不動産の売却査定の相場を自分で調べる方法は?注意点や高く売る方法を解説

この記事のハイライト
●相場を自分で調べる方法は、レインズマーケットインフォメーションと土地総合情報システムの2つ

●相場通りで売れるとは限らず、条件の違いや時間の経過で相場が変動する点が注意点になる

●高めの価格設定やインスペクションの活用、需要が高いときに売り出すと高く売れる可能性がある

不動産の売却を検討するときは、自分の不動産がいくらで売れるのか、相場が気になりますよね。
そこで今回は、不動産の売却査定の相場を自分で調べる方法や相場を調べるときの注意点、売却査定相場よりも高く売るためのコツを解説します。
宝塚市全域で不動産売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

不動産の売却査定の相場を自分で調べる方法

不動産の売却査定の相場を自分で調べる方法

不動産会社に不動産の売却査定を依頼すると、所有する物件がいくらで売れそうか、その時の相場価格を把握できます。
しかし、事前に自分でも相場を調べておいて、不動産会社が提示する査定額と比較したい方もいらっしゃるでしょう。
自分で不動産の売却査定の相場を調べる方法は、以下の2つです。

①レインズマーケットインフォメーション

レインズマーケットインフォメーションとは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産取引情報の提供サイトです。
レインズマーケットインフォメーションでは、地域ごとのマンションや一戸建ての取引情報を提供しています。
通常、不動産の価格として外部に公開されるのは「売り出し価格」のみです。
売り出し価格は、物件が市場に出されている時点での価格です。
実際に取引が成立する際の価格、すなわち「成約価格」は通常公開されません。
その点、レインズマーケットインフォメーションでは実際の成約価格も確認することが可能です。
全国の不動産会社は、不動産取引を終えるたびに実際の売買価格をレインズに登録しています。
そのため、提供される不動産の取引情報は現場の実情に基づいたものとなり、非常に信頼性が高いと言えます。
不動産の相場価格を調べるときは、地域や最寄り駅、物件の面積、間取り、築年数などの細かい条件で絞り込みが可能です。
これにより、所有する物件と似た条件の不動産の相場価格を確認することができます。

②土地総合情報システム

土地総合情報システムとは、国土交通省が運営する土地の取引情報を中心とした不動産取引の情報サイトです。
土地総合情報システムのデータは、国土交通省がおこなっているアンケート調査がベースとなっています。
レインズマーケットインフォメーションには、土地だけの相場を調べる専門の機能がありません。
しかし、このシステムでは土地の相場情報が得られるので、土地を売却したい場合に有効です。
ただし、欠点として情報量の制限が挙げられます。
土地総合情報システムは、不動産購入者へのアンケートが主要な情報源で回答が任意であるため、不動産取引に関する情報量はレインズよりも少ない可能性があります。
また、不動産の相場を調べるときは、エリアで絞って検索するため、レインズマーケットインフォメーションよりも取引データが見にくかったり、操作がしにくかったりします。
そのため、相場価格など、特定の情報を探すのがむずかしいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
まとめると、一戸建てやマンションの売却査定の相場を自分で調べたいときは、実際の取引価格に基づく情報を得られる「レインズマーケットインフォメーション」の利用がおすすめです。
一方、土地の売却査定の相場を調べたい場合は、エリアごとの土地の相場価格を見ることができる「土地総合情報システム」を活用すると良いでしょう。

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不動産売却査定の相場の調査時における注意点

不動産売却査定の相場の調査時における注意点

不動産の売却査定の相場を調べるときは、以下の3点に注意しましょう。

注意点①相場通りに売れるとは限らない

レインズマーケットインフォメーションや土地総合情報システムで調査した不動産の相場価格は、あくまでも参考価格です。
不動産売却時に、同じ金額で成約するとは限りません。
相場価格は、一般的な市場の動向や過去の類似物件の取引データに基づくため、特定の物件の独自の特徴や市場の変動を100%反映するものではないからです。
そのため、売り出し価格を決めるときは、不動産会社の売却査定を依頼し、提示された査定額を踏まえた価格設定が重要です。

注意点②条件の違いは価格に影響を与える

同じ地域や同じ築年数の不動産であっても、具体的な条件が違えば価格も異なります。
たとえば、駅までの距離などの立地条件は、相場価格を大きく左右します。
また、四角や長方形など、形状が整った土地は、三角などの変形地よりも査定額が高く評価されることが多いです。
建物の価格においても、新築やリフォーム済みの物件は、築年数が古かったり、リフォームされていない物件よりも高価になります。
これらの細かい要因を踏まえ、なるべく条件が近い物件を基に相場を調査すると、より現実的な価格感を得られるでしょう。

注意点③時間が経つと相場は変動する

不動産の取引市場は常に動いているため、調査したときから期間が開くと、相場価格も変動している可能性があります。
3か月前の相場と現在の相場が同じである保証はありません。
たとえば、都市部での大規模な開発プロジェクトや地域の人口減少など、多くの要因が不動産取引の価格に影響を与えます。
そのため、定期的に市場の動向をチェックし、最適な売却タイミングを見極めることが成功の鍵となります。

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売却査定の相場よりも不動産を高く売るための方法!

売却査定の相場よりも不動産を高く売るための方法!

では、不動産を売却査定の相場よりも高く売るためには、どのような方法があるのでしょうか。
おすすめの方法は、以下の4つです。

①値引きを見越した価格設定

不動産売買では、購入希望者から値引きを要求されることが多いです。
そのため、最初から売主の希望価格を売り出し価格にすると、買主との交渉時に値下げするよう求められるリスクがあります。
したがって、最初の売り出し価格を設定する際は、値引きの余地を持たせるためにやや高めに設定するのがコツです。

②チャレンジ価格を試す

一部の買主は、特定の物件に強く興味を持つか、急ぎで住宅を確保したいという事情があります。
このような買主は、相場よりも高めの売り出し価格でも購入を検討することがあります。
そのため、不動産の需要が高いときや売り出す物件に自信があるときは、相場よりも高めの「チャレンジ価格」を設定するのがおすすめです。
ただし、売れないリスクもあるため、期間を設けて反応を見ることを推奨します。

③インスペクションを活用

全国宅地建物取引業協会連合会の調査によると、インスペクションをおこなった物件は、希望価格での売却成功率が高いとの結果が出ています。
インスペクションとは、住宅の専門家による既存住宅の建物状況調査のことです。
住宅の主要な構造部分などを調査して欠陥がないかなどを調べるため、不動産売買時にインスペクションを実施していることを買主に告げると、信頼を得やすくなります。
また、インスペクションの合格証は売り出すときのアピールポイントとなり、買主からの高額な値引き要求を防ぐことも期待できます。

④売却のベストタイミングを逃さない

1月~3月や7月~8月は、進学や職場の異動などで新居を探す人が増える時期です。
このため、不動産の需要が高まり、高く売れる可能性があります。
したがって、年度末や夏休み前といった「旬」の時期を狙って物件を売り出しましょう。
一方、4月や9月は需要が落ちるため、この時期の売却は避けることをおすすめします。

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まとめ

売却査定の相場を自分で調べる方法は、レインズマーケットインフォメーションと土地総合情報システムの利用の2つです。
注意点は、相場通りで売れるとは限らない点、条件の違いや時間の経過で相場が変動する点が挙げられます。
高く売るための方法は、高めの価格設定やインスペクションの活用、需要が高いときに売り出すの3つです。
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