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空き家火災の原因とは?火災の対策方法と持ち主の責任問題について解説

空き家火災の原因とは?火災の対策方法と持ち主の責任問題について解説

この記事のハイライト
●空き家火災の原因には、放火・タバコのポイ捨て・ガス漏れ・配線機器のトラブルなどが挙げられる

●空き家火災が起きないためには、定期的に空き家を管理することも大切である

●故意と思われる重過失と判断された場合は、持ち主に損害賠償責任を問われる可能性がある

誰も住んでいない空き家でも、さまざまな原因により火災が発生することがあります。
また、空き家の管理が適切におこなわれていない場合は、重過失と判断され損害賠償責任に発展する可能性があるため注意が必要です。
そこで、空き家火災の原因の種類と火災が起きないための対策法について、また持ち主の責任問題を解説します。
宝塚市全域で、空き家を所有していらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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空き家火災の原因とは?

空き家火災の原因とは?

近年は空き家の増加に伴い、空き家火災も全国的に問題となっています。
そもそも人が住んでいない空き家からどうして火災が発生してしまうのでしょうか。

火災原因の種類とは?

空き家火災の原因には以下の4つが考えられます。

●放火
●タバコのポイ捨て
●ガス漏れからの引火
●配線機器のトラブルや漏電


空き家火災の原因でもっとも多いのが「放火」です。
なぜなら誰も住んでいない空き家は、放火犯の標的になりやすい傾向にあるからです。
実際に令和2年の住宅火災10,564件中、放火は982件と10%近くを占めています。
また、放火以外にもタバコのポイ捨てにより火災が発生することもあります。
敷地内に燃えやすいゴミや新聞紙、雑誌などがあると、タバコの火が燃え移り大規模な火災に発展する可能性があるため注意しましょう。
さらに、設備の確認を怠っていたり老朽化していたりすると、ガス漏れや配線トラブルが生じやすくなり火災の原因となってしまいます。
また、ネズミが配線をかじって火災が起こるケースもあります。
室内に動物の糞があれば、ネズミなどが潜んでいないか確認してみましょう。

空き家火災が発生しやすい空き家の特徴

空き家のなかでもとくに放火犯に狙われやすい空き家には以下のような特徴があります。

●人の気配がない
●周囲に燃えやすいものがある
●敷地内が良く見える
●ドアや窓に鍵がかかっていない


このように放火犯に狙われやすい空き家の特徴は、管理不足の空き家です。
だれでも侵入しやすい状態であれば、いつ放火されてもおかしくない状況と言えるでしょう。
なお、消防統計によると、放火がもっとも多い時間帯は夕方から夜にかけてです。
また、場所は建物の周りよりも室内のほうが多い傾向にあります。
つまり窓やドアが施錠されていなく、いつでも室内に入れる空き家は火災が発生するリスクが高くなると言えるでしょう。

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空き家火災が起きないための対策

空き家火災が起きないための対策

空き家を火災から守るためには、どのようなことをすれば良いでしょうか。
空き家火災が起きる原因の多くは管理不足です。
そのため、空き家を火災から守るためには、出火の原因を踏まえた対策が重要になります。
主な対策は、以下の5つがあります。

●定期的に空き家の管理をおこなう
●不審者の侵入を防ぐ
●管理人の存在を示しておく
●ご近所さんに何かったときに連絡をお願いする
●郵便受けにも気を配る


それぞれの火災対策についてご説明します。

対策①定期的に空き家の管理をおこなう

放火対象とならないためには、定期的に空き家の管理をおこなうことが大切です。
空き家の周辺にゴミや雑誌など燃えやすいものを放置していると、放火犯のターゲットになることがあります。
また、ゴミが散乱していると、第三者によってゴミを持ち込まれたり不法投棄をされたりするリスクもあるでしょう。
定期的に空き家を訪れて、室内の清掃だけでなく庭や敷地内のゴミ拾い、雑草の手入れなどもこまめにおこなうことをおすすめします。

対策②不審者の侵入を防ぐ

ドアや窓の戸締りをしっかりして、不審者の侵入を防ぐことも対策の1つです。
また、部屋に明かりが付いていないと放火犯に狙われやすくなります。
そのため、人の気配を感じて点灯する照明などを取り付けるなどして、家の周りを明るくすると良いでしょう。

対策③管理人の存在を示しておく

所有している空き家が遠方にあり管理が難しい場合は、管理会社へ依頼する方法もあります。
管理会社に依頼すれば、定期的に巡回して管理をおこなってもらえます。
その場合は、管理人の存在を示しておくことも有効な手段です。
目の付くところに管理業者の社名と連絡先をわかりやすく明記しておくと、空き家を管理していることをアピールできるでしょう。

対策④ご近所さんに何かったときに連絡をお願いする

空き家が遠方にある場合は、ご近所さんに何か問題があった場合に連絡してもらうのも1つの手です。
異変に気付いたら、すぐに連絡してもらえば火災防止になります。
日頃から良好な関係を築いておくと、お願いしやすくなるでしょう。

対策⑤郵便受けにも気を配る

郵便受けに新聞やチラシが溢れていると長期間誰も来ていないと思われてしまうため、郵便受けにも気を配ることも大切です。
家に人の出入りがあるような雰囲気をだしておけば、火災対策となるでしょう。

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空き家火災が起きたときに問われる持ち主の責任とは

空き家火災が起きたときに問われる持ち主の責任とは

もし空き家火災が起きてしまった場合、空き家の持ち主に責任が生じるのでしょうか。
ここでは「過失で起きた火災」と「故意で起きた火災」の2つのケースについて見ていきましょう。

過失で起きた火災による責任とは

過失による火災の場合は、失火責任法により近隣への損害賠償を免除されます。
仮に空き家から火を過失で出してしまった場合でも、この法律によって守られているため近隣への賠償から救済されるのです。
この失火責任法は1899年に定められた法律で、現在でも有効となっています。
日本は国土が狭いうえに木造住宅が密集しており、火災が発生すると広範囲へ被害が及ぶケースが多いです。
失火により自宅を失ったうえに、延焼により被害を受けた方への損害賠償責任を負うのは賠償能力をはるかに超えているとされるためでもあります。
このように過失によって発生した火災は、持ち主は責任を問われることはありません。

故意で起きた火災による責任

一方で、故意で起きた火災の場合は、持ち主の責任はどうなるのでしょうか。
故意で起きた火災の代表的な例が放火です。
放火の場合は第三者が原因で起こる火災なため、持ち主が責任に問われることは原則ありません。
しかし失火責任法では、故意とも思えるような重過失については、この限りではないとしています。
重過失と判断されると賠償責任を負う必要が出てくるため注意が必要です。
重過失となるのは、「火災の可能性を予想していながら対策を講じなかった」場合です。
つまり、空き家の管理が悪く安易に出入りできるような状況をつくった場合も、重大な過失とされます。
そのほかにも、コンセントや電源プラグにホコリが溜まり、トラッキング現象が原因で起こるような火災も該当します。
この場合も、掃除や設備の点検がされていなかったと判断され、重過失になる可能性があります。
このように、故意と思われるような重過失は、損害賠償責任を負うことになるため注意が必要です。

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まとめ

空き家火災の原因は、放火がもっとも多く、ほかにもガス漏れによる爆発やタバコのポイ捨てなどがあります。
空き家の窓やドアを施錠していなかったり、敷地内にゴミが散乱していたりすると放火犯に狙われやすくなるため注意が必要です。
火災時に重過失としてみなされると、賠償責任を負う必要が出てくるため、空き家の管理はしっかりおこなうようにしましょう。
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